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古き良き建物を残すこと

2020/01/22

column

こんにちは、代表の志岐です。

先日北海道に行ってきました。真冬の北海道のため、車は利用せず札幌近郊を回ってきました。

観光の一貫で立ち寄った小樽は古い建物が多く、現在では店舗として新たに活用されているものも多いです。

古い建物の街並みと言ったら真っ先に思いつくのは京都の町屋だと思いますが、小樽の街並みは、レンガ造りのものが多かったです。

レンガの重厚感のある外観でありながら内観は木造の建築であります。

このような大空間の場合は現在では、鉄骨や鉄筋コンクリートが採用されております。しかし木造でもこのように大空間を表現できます。そして何よりも雰囲気が非常に良い!

歴史のあるお寺や神社が何百年と残っているように、木は手を加えれば何百年と長持ちします。

住宅でも木造以外が増えてきておりますが、木造住宅が手が加えやすく、維持しやすいため一番理にかなっていると思います。

しかし京都の町屋でも問題になっておりますが、文化財になるような建物も維持するのも住人がしなければならないため、資金面で難しくなり手放すケースも多くなっているようです。

店舗として新たな利用があればまだよいのですが、取り壊すケースも増えてきております。全国でも古い町並みの景観が失われてしまう前に何か良い制度が見つかればよいです。古き良き日本の建物を今後も残していくことは我々建築に携わるものの使命だと思いました。